2009年7月21日

中堅社員研修

執筆者: WEBインソース編集部

中堅社員研修とは

中堅社員を対象とする研修とは、新人に次いでニーズの多い研修です。中堅社員(3?10年目)は組織の成長の鍵を握っている人材の層です。しかし、中堅社員は会社の中で人数が一番多く、大事な時期であるにも関わらず、これまで、中堅社員に特化したカリキュラムは意外にありませんでした。(管理職を対象とした研修は昨今よく注目されていますが・・・)

中堅社員研修は、まずは自分の「中堅社員」という立場についての認識を明確にしてもらうことからはじめます。
「現場・会社・お客様が求めているもの」
「自分が意識しているもの」
「後輩・上司たちが求めているもの」
それらを「各々の立場に立って考えてみる」、ということをグループワークで考えることから、研修はスタートします。そうすることで、自分が意識していたものと意識していなかったものを明確にします。

後輩から見た自分という点で言えば、先輩にやってもらいたいことは非常に的確に出てきます。しかし、上司がやってもらいたいこと、会社の中で求められているものはなかなか出てきません。それを講師の方が上手くアドバイスしながら、自ら気づいていただくよう促します。

ポイントは、講師に言われることではなくて、自分たちで考え、自分たちで中堅社員としての「あるべき姿」を明確にして頂くということです。そうすることによって、自発性や自律性、納得感も高まります。また、中堅社員というのは個々の差がつきやすい時期です。意識の高い人も低い人もいるので、グループワークを通じて、全体の底上げをはかるということも目的です。

そして、いろいろなスキルを学んでいただくことになっています。基本的にこれはアラカルトになっていまして、その会社の社員さんに足りないものを選んでいただくことにしています。これは人事の方が気づいていらっしゃる点や、弊社が実施する事前課題(アンケート調査)を元に決めると良いと思います。

アラカルトはさまざまな種類があります。段取り力、リーダーシップ、業務遂行スキル、目標設定管理、部下・後輩指導、リスク管理、それから顧客交渉、プレゼン、企画立案、こういったものから選んでいただきながら実際に研修をしていきます。

やはり特に求められているものはリーダーシップですね。言われたことを言われたようにするのも大事なのですけれども、会社が求めているのは現場のリーダーになることを望んでいるわけです。リーダーには、自分で仕事を生み出す能力と、現場で人を動かす能力が大事です。

リーダーシップについて

中堅社員研修では、「コミュニケーション能力の向上」や、「リーダーとしての部下への依頼の仕方」という2点は基本として研修に盛り込まれていますが、その2つを基本として、先ほどのアラカルトから、さらに内容を付け足していただきます。

特に、仕事の依頼の仕方は重要なポイントです。学生なら個人プレーで、自分が頑張れば結果がでるようなものでしたが、会社や組織というのはそうではありません。「自分はこう思っていた」や「自分はここまでやっている」といったことは確かに大事なのですが、最終的には「組織」としての達成や、成功でなくてはなりません。だから上司に意見具申することも大切ですがのも大事なのですけど、そればっかりやっていたら上司もわずらわしく感じます。

つまり特に大事なのは、意見や指摘だけではなくて、組織として成果をだすために、人をどうやって動かすかということです。これが出来ない人が非常に多いです。ですから、どうやって頼めば上手く回るのか、ということを考えていただいてから、それを実践する意味でロープレをしたり、シナリオを作ったりすることで研修効果を高めます。

リスクマネジメント

もうひとつは、リスク判断です。何が仕事の中で大事なのか、仕事の順番、リスクの順番など、優先順位をつけるということが非常に求められています。

仕事の順番の話をしますと、?重要で急いでいる仕事、?急いでないが、重要である仕事、また?重要でないが急いでいる仕事、?重要でなくて急いでいない仕事、といったように4パターンに分類できます(よくタイムマネジメント等の話のなかでもこれが出てきます)。?が重要なのは当然ですが、中堅社員でいえば、?の中で、ではなぜそれが重要で急いでいるのかをいう理由の説明や、?の仕事の位置づけやスケジューリングなどができるかどうかがポイントになってきます。この仕事の順番・優先順位の基軸が誤っていると、いざ何かが起こったときの、"リスク判断"まであやまって誤ってしまいます。

中堅社員の離職とモチベーション

また、中堅社員では、1年以内退職、3年以内退職というのが非常に増えてきていることが、新聞などでよく採り上げられています。入りたてのころは意欲満々なのですが、だんだん組織に慣れるにしたがって「青い鳥症候群」になることが多い。「他はもっといいんじゃないか」、「資格をとったらもっと幸せなんじゃないか」、など。とか。現実的には実際世の中はそんなに甘くないですし、ありえないんですけどね。マスコミ宣伝ではそういううたい文句がありますが、けど。実際は非常に稀なことです。

現実的には実際に今属している所で頑張って結果を出してからでないと、自己実現ができないのを我々は知っているのですが、中堅社員の人たちには、時々それが見えにくくなる。そういう状況下で最も有効なのが、モチベーションアップです。しかし、「頑張ろう!」とか「みんな仲良く!」とか、こういったのはカンフル剤にしかならない。

最も重要なのは、今の職場で「自分がやりたい」ことを見つけることです。自分がやりたかったこと、やりたいなぁと思っていることをみんなで考えてもらい、シナリオを完璧に作る。これは、中堅社員研修のオプションの中でも非常に人気のある内容です。具体的には、自社のリソースを使った新規事業企画や、業務改善企画等です。

自分たちがリーダーとして、どうやって実現していくのかという企画書を作って、発表するという研修を行っていきます。特に動き方、夢の実現方法を再度考える、というのがお勧めだと思います。
 

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