新入社員研修「絶対!忘れてはいけない10のポイント」(2)
2009年9月15日

新入社員研修の中身をどうする? 

執筆者: WEBインソース編集部

 “現場”で本当に必要なスキルを取り入れる

 みなさんがご認識のように、新入社員研修の最大の目的は、新人に「社会人・会社のメンバーとしての自覚を持たせる」、「現場で“使える”人間」にすることです。

ビジネスマナーや「報」・「連」・「相」などの仕事の基本の話は、新入社員研修の定番です。

「基礎的」な内容は、誰がやってもほぼ同じですが、例えば、名刺交換の場合、講師は、「いかにきれいに」渡すかを教えがちです。

しかし、特に営業の現場では、お客さんに「きれいに渡す」より、「相手より先に渡すか」ということが勝負になってきます。

「型通り」の研修をこなしても、現場で必要とされるレベルをクリアしていないと、新入社員は“使えません”。

名刺交換が怪しい新人は、とても客先に連れて行けません。

現場の部長クラスに、新人が必要なスキルをヒアリングしてカリキュラムを決めてもらって下さい。

現場で“すぐに役立つ”基礎能力をきっちりと身に付けさせる

 研修の後、新人がすぐに現場で役に立たなければ、研修をやる意味はあまりありません。

現場で必要とされる能力は各部署でちがいますが、エクセルやワードなどの文書作成は、当たり前すぎて軽視されがちですが、一人残らず全員に基礎的な能力を身に付けさせましょう。

どこの部署でも必要なので、これができると現場はよろこびます。

また、新人も、基礎的な能力を身に付け、現場の仕事に早くから参加でき、先輩や上司などに喜ばれれば、自信をつけて、より良い仕事をするようになります。

 【補論】“ビジネス文書”を新入社員研修に絶対入れるべし!!

当たり前すぎて軽視されがちですが、エクセルやワードを使えるようになるなど、新入社員研修では、「現場で“すぐに役立つ”基礎能力”をきっちり身に付けさせる」ことが大事ということは上で書いた通りです。

そこで「ビジネス文書の能力はあらゆる所で問われるので、必ず新入社員研修に入れるべし!!」という話を少しします。

「稟議書」、「報告書」、ひいては「お詫び状」に至るまで、ビジネスのあらゆる場面で「文書」が必要とされます。

その意味で、最も「現場で“すぐに役立つ”」能力は、「ビジネス文書」の能力といえるかもしれません。

また、「部下が要を得た報告を行なえない」というお話を良く聞きます。

(自分が見聞きしたことをそのまま時系列で述べてしまい、結局、何がいいたいのかわからないなど)

要を得た報告ができるためにも、要点をすばやくつかむ「ビジネス文書」の能力は必要です。

成功したからと言って、去年と同じ研修を安易に行わない

去年の研修が、「新入社員の評判が良かった」、「(段取り的に)うまく進んだ」からといって、今年の研修も去年と同じようにしようと思っていませんか?

研修のニーズは、毎年変わります。

去年の良かった所を生かすことも重要ですが、現場のニーズをヒアリングして、「現場が求める人材」を作れるよう、毎年、研修を見直すことが重要です。

新人に欠けていることは、はっきり教えてあげる

 ?「時代が変わった」で済まさない

現代の若者は、総体的に、“自分”の成長には関心がありますが、“組織”や“社会”のためという意識が稀薄です。

「時代が変わったな」で済ましがちですが、欠けている「組織人」「社会人」という意識を会社側が新人にはっきりと教えてあげるべきです。

新入社員研修の時にこれをやらないと、その次の機会はありません。

今の若者は、言ってあげれば、案外守ります。

また、QCD(品質・コスト・納期)など、仕事の現実を教えてあげることも必要です。

「使っていない会議室の電気を消す」とか、「コピーやプリントなどの紙1枚のコストにも気をつける」など、細かいことまで、きっちりとやりましょう。

新入社員研修は経営陣も深く関わるべき仕事

 ?人事・教育担当者だけの仕事ではない

新入社員は、具体的な知識・スキルと合わせて、その会社での「生きがい」・「働きがい」に関して“トップ”の声を聞きたがっています。

新入社員研修は、人事・教育担当者だけの仕事と思われがちですが、会社の“ビジョン”の話では経営陣が深く関わる必要がありますし、それぞれの現場で何を求めているかに関しては、現場にヒアリングしたり、場合によっては現場の責任者に話してもらう 必要があります。

社長の話は“儀礼的”に伝えるのではなく、新入社員研修の構成された“ストーリー”の中で効果的に行なうことが重要です。

新入社員研修は、“会社全体の仕事”だということをしっかりと再確認する必要があります。

新入社員は顧客に一番近い社員。これを機に会社に“活力”を

 新人の口を通して、会社のあるべき姿を考えてもらいましょう。

会社に入りたての彼らは“燃えて”おり、真摯に会社をみています。

新人にはずかしくない会社になるためにも、新人の知恵を借りましょう。

また、新人が入ってくると、やはりうれしいものです。

4月は会社全体が“うきうき”しています。

この時期は、会社に活力を与えるチャンスです。

他の社員にも、この時期に、会社から何かメッセージを伝えると有効です。

ここまでできれば最高ですが、新入社員研修の時期は忙しいので、なかなか難しいとは思います。

ともかく、参考になれば幸いです。 

■公開講座?多彩なラインナップ、実践的なスキル・ノウハウを習得!

■研修・コンサルティングのお問い合わせはこちら