2009年10月12日

結果を出せるリーダーになるには?‐2つの能力と10のポイント

執筆者: インソース営業本部長:井東昌樹

リーダーに求められる2つの能力

リーダーは、部下を適切にマネジメントして、組織としての結果を出さなければならない立場に置かれています。
リーダーが結果を出せないのは、本人のマネジメント能力が大きく欠如しているか、劣っているからです。
それでは、リーダーに求められる能力とは何でしょうか?
この問いに対して私は、大きく2つの能力があると考えています。

一つは、「概念的思考能力」であり、もう一つは、「対人関係能力」です。

この二つの能力は、上に行くほどそのウェイトが高まり、その分、実務能力のウェイトがグッと低くなってきます。
「概念的思考能力」とは、「論理的思考能力」、「コンセプチュアルスキル」と置き換えられ、大局的な見地から、筋道立てて考え、解決に導くことができる能力のことです。
プレーヤー時代に優秀な成績を残した人でも、リーダーとして結果を残せない人は、プレーヤー時代に物事をよく考えずに、センス、勢い、人間性などで成績が良かったに過ぎないと言えます。
「対人関係能力」については今更言う必要もないでしょうが、「概念的思考能力」に優れたリーダーでも、人間性が良くなければ、誰もついてきてくれません。
人間性が良いとは単に、優しく物分かりが良いということではありません。
たとえ厳しくても、部下に「愛」をもって接し、指導してくれるリーダーであれば、部下はリーダーに付いてきてくれます。
私も若い時に、そのような厳しい上司に育てられ、今でも大変感謝しています。

部下マネジメントにおける10のポイント

それでは次に、部下のマネジメントのポイントを記します。
当たり前のことしか書いていませんが、本ポイントを確認するだけでも、随分違うはずです。
日常業務で自然にできるように、常に意識して頂きたいと思います。

1.話を聞く
部下の話を一旦受け止めます。
その時には、部下の目を見て聞いて下さい。パソコンを叩きながら、耳だけで聞くことは言語道断です。

2.物事を決める
部下から決定を求められた時には必ず決めて下さい。
決めないリーダーは最も嫌われます。

3.方針を明確に伝える
会社、部門、部署の方針・方向性が分からないという不満は非常に多く、リーダーはきちんと語りかける義務を持っています。

4.指示を出す
何をいつまでにやるかなどを明確に伝えて下さい。
私の経験では、1回の指示は3つまでにおさえて下さい。
指示が多すぎると、部下の頭に残りません。

5.繰り返し伝える
大切なことは何度でも、耳にタコができるまで繰り返し伝えて下さい。

6.ホウ・レン・ソウ
部下には、報告・連絡・相談はタイムリーにさせて下さい。
特に、悪い情報ほど早くがポイントです。

7.コミュニケーション
日頃から「Face to Face」を心がけて下さい。
メールだけでコミュニケーションを済まそうという風潮が強いように感じますが、これでは真のコミュニケーションになりません。
また、3ヶ月に1回は、部下と面談することを心がけて下さい。

8.部下の人間を知る
部下の人間性、性格を良く理解して下さい。
ほめて伸びるタイプなのか、蹴飛ばして伸びるタイプなのかによって、部下一人一人への接し方も違います。
また部下は、リーダーが自分に対して気にとめてくれると嬉しいものです。

9.部下の能力を知る
部下の強み・弱みをきちんと把握して下さい。
「適材適所」の実現は、リーダーが部下の能力をきちんと把握することから始まります。

10.PDCAを継続していく
PDCAは業務における最大のマネジメントツールであり、同時に、リーダーのマネジメント能力向上ツールでもあります。
また、部下が若いうちから考える癖を身につけるツール、部下の人材能力ツールとしても効果絶大です。


以上、簡単にリーダーの能力とマネジメントのポイントについて述べてきましたが、リーダーは、「組織の能力はリーダーの能力以上にはならない」ことを肝に命じて、自身のマネジメントを常に振り返りながら、成長し続けて頂きたいものです。

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