2009年10月12日

「サバを読む、変化を読む」

執筆者: インソース取締役顧問 大島浩之

サバを読む

サバを読むとは、数字をごまかす意味として、江戸時代から使われていることばだそうです。

魚市場で、サバは痛みやすいため早口で数えながら、すばやく箱に投げ入れていきます。ですから、あとで数えてみると正確に合ったためしがなく、いい加減に数を数えることを、サバを読む、というわけです。

小中学校時代の1つ上の先輩で、ミス・ユニバース日本代表になった見目麗しき方がいらっしゃいました。残念ながら、単なる先輩と後輩の関係で、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。

それはさておくとして、この方が芸能界に入り、有名になったとき、どういうわけか、私よりも1歳、若返りました。なるほど、芸能界では年齢のサバを読むのがあたりまえだとの納得したものです。
まあ、今となっては、お互いに五十肩の年齢で、めくじらをたてるほどの
ことではないでしょう。

いずれにしろ、世の中、若さに対するあこがれは強いようで、サバを読むといったら実年齢よりも若くみせることを言うのが一般的です。

ところが、ビジネスの世界では、男性の場合、あまり若いと見られると軽んじられますので、見た目が実年齢より歳をとった感じがする人は見た目を重んじ高めの年齢を言うことがあります。

また、同じ意味で、高年齢になると、長い人生の風雪に耐えて今日まで生き抜いてきたことを他人に自慢したいということからやはり高めの年齢を言う人もいるようです。

ビジネスでサバ読むことの重要性

ビジネスでは、締切日のサバを読むことが重要です。できるビジネスマンは、ごくあたりまえの行動です。

相手も、さるものながら、このあたりの事情の裏をついてくるわけです。
「本当のところ、まだ間に合うんじゃない。締め切りは○○あたりだよね」
というわけです。

こういう相手に、サバを読まずに本当の締切日を言って依頼して、ひどい目にあったことはありませんか。私も冷や汗ものが少なからずあります。

スケジュール管理において、サバを読むとかサバを読まれるという要素は結構重要で、こういったことは、あまり表立っては言われていないようです。タイムマネジメントのできる人をじっくりご覧いただくとわかりますが、サバを読むことが得意です。

ちなみに、サバを読むを英語では、
When you give him the deadline, allow for a week's delay
(締切を1週間考慮に入れる)というようになるらしく、一週間遅れることを考慮しておくという直截的な表現になります。

他にも、サバを読むものとして、医療用の問診表があります。

私のホームドクターから聞いた話ですが、身長・体重の自主申告は全くあてにならないそうです。それと面白いのは、1週間の飲酒量もいい加減だそうです。1日ビール2本と記入されたものは、3,4本とみたほうが事実に近いとのことです。

アメリカの人気テレビ番組「ドクターハウス」の主人公の天才医師ではないですが、「人(患者)は皆ウソをつく」のがどうも事実のようです。なんとなく酒飲みの気持ちがわかってきて面白いですね。

サバはいろいろなところで登場するものです。

変化を読む

最後に、高級ブランド「関さば」のお話でしめたいと思います。かといって、“しめ鯖”ではありません。

実は、関さばは、関あじとともに日本最初の水産品で商標登録が認められたものです。そのため、関さばでは、1匹ずつ正確にブランドタグをつけるそうです。

ということで、関さばが出たおかげで、サバを読む意味が、”いい加減に数える”から”正確に数える”ことに変化し正反対になるかもしれません。

この例から言えるように、サバを読む以上に重要なのは、“変化を読む”ことだと思いますが、いかがでしょうか?
 

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