2010年4月20日

インソース講師はこう見る!今年の新人

執筆者: WEBインソース編集部

速報!今年の新人の傾向は?

新人研修も早いところでは集合型研修からOJTへと移行する時期になってきましたね。
インソースもこの4月は全国各地の企業様、自治体・官公庁様にて新人研修のお手伝いをさせていただいておりますので、今年の新人さんの情報が続々と入ってきています。

そこで、「インソース講師が見た今年の新人」についてお伝えしたいと思います。

要約問題はお手の物!?

厳しい就職活動をサバイブして晴れて社会人となった今年の新人。
毎年新人が苦労する「ビジネス文書研修」での手ごたえはどうだったのでしょうか。

例年、新人の皆様が悩まれる文書要約ですが、こちらはとても良くできていたようです。

「文字表記がとても丁寧で、整然と記載されていました。一見して大変読みやすい文書が作成されていました。」
「要約演習も時間内にほとんどの方が9割完成できており、『全く書けない』『できない』という方はいませんでした。」

これらは全て、文書研修を担当した講師からの感想です。

この要約演習は、多くの場合、何を書けばよいのかわからず筆が止まってしまう受講生がちらほらと見られるものですが、今年は(内容はともかく)すらすらと手が動いている方がほとんどだったそうです。

他にはこんな意見もありました。

「要約問題は、自分の立場を理解し、読み手に合わせた内容に仕上がっていました。短文、主語と述語、数値表現を活かした完成度の高い文章でした。」

「1文の文字数について、1問目の要約演習では50字以上も多く見受けられましたが、2問目の要約演習ではほぼ50字以下になっており、大きな変化を確認できました。」

なかには、「よく出来過ぎで、何も言う事はありません」という講師まで・・・。これは頼もしいですね!

ビジネス文書?作成のポイントと文例集(ダウンロードページ)

状況判断や行間を読むことについては、散々な結果に

とはいえ、全てが良い出来だったわけではありません。一般常識が試されるもの、あるいは状況判断を伴うものについては、少し残念な結果になったようです。

「“宛名書き”の演習は壊滅的だった。一般常識が欠如しているのと、直前に学んだ社外文書・庁外文書のルールの応用が全くできていなかった」

「要約問題は良くできる。しかし自分の頭で考え、状況判断しながら作成しないといけないような文書(報告書・稟議書など)については、これまでに類を見ないくらいにできていなかった。」

これらの結果から、枠にあてはめればすぐにわかる単純な作業は得意だが、状況判断を伴う作業、自分の頭で考えないといけない作業については、これまでになく苦手である新人像がみえてきます。

しかし、厳しい言い方をすれば単純作業しかできない人材は、組織には不要です。

「今、自社(自分)には何が求められているのか」
「なぜこの仕事をするのか」
「上司・先輩のこの発言にはどういう意図があるのか」

状況を読んだり、言外の事に気づいたり(文書でいうところの行間を読んだり)できる賢さを身につけること、仕事における判断の軸をもつことを早急に身につける必要があるようです。

まじめな反面、一生懸命さがない。足許をみる傾向も・・・

態度について、多くの講師から聞かれたのが、総じて「まじめ、前向き」ということ。
社会に出たばかりですから、当然といえば当然ですが、研修で学んだことを「とにかく早く吸収しよう。」という意欲に溢れていたようです。

例えば、こんな意見がありました。

「大変前向きな受講態度の方ばかりで多くの方から気合いも感じました。わからないことはすぐに質問し、聞いたことをすべて吸収したいと考えている方ばかりでした。その上、理解度も大変高く非常にスムーズに進めることができました。」

また、講師の質問の意図を充分に理解し、こちらが欲しい回答が短時間で導き出されるなど、優秀さを感じるシーンも随所に見られたということです。

しかし、こちらも手放しで歓迎すべきところばかりではないようです。

「5分前には着席するなど、手がかからないまじめな受講生だった。しかし、まじめな反面、一生懸命さがあまり感じられなかった」
草食系・・・という流行言葉ではありませんが、野心に燃えてどんどん前に出てやろう、という気概のある新人が少なかったようです。

また、注意すべきこととして、このように述べる講師もおりました。

「いい意味でも悪い意味でも如才ない。今回の研修こそ、気も利いて手抜かりもなく前向きに受講してくれたが、こちら(講師側)がぼんやりしていると手を抜かれそうな印象だった。業務内容でも、与えられた仕事を一生懸命にやるというより、“これは単純だ、あまり意味がない”と考えたら、やや手を抜くことがあるのではないかと危惧する」

しかし、通常最初に新人に与えられる仕事は、コピー取り、清掃、電話の応対、会議の準備など、本来業務のサポートや雑務にあたることが殆どのはずです。
それらの仕事を「あまり大切ではない」と軽視されてしまっては困ります。
どんな仕事にも意味があり、重要なのだということを今後、指導にあたる先輩・上司が教えていく必要があるといえそうです。

◇(参考資料)OJTガイド?若手を自立させる、上手な仕事の教え方

プライベートでも「社会人」になればもっと印象アップ!

また、研修中は非常に高い意識・良い態度だった受講生も、研修以外では、残念な部分もあったようです。

「研修から一歩離れると指摘すべき点が多く、その都度指導させていただきました。また指摘をされると拗ねてしまう方、学生気分が抜けきれない方も若干名みられました。」

「休憩時間を守れない、休憩時間にやや緩みを感じる時があったことが残念でした。髪型などの身だしなみに乱れがあったり、話し方が幼いと感じる方も何人かいらっしゃいました。」

「(宿泊型で講師も泊まった研修の中で)深夜でも学生のように騒ぐ、ドアをきちんと閉めないなど、やや非常識な面があった。(しかし、その翌日講師からこの点を指摘したところ、受講者全員からきちんとした謝罪があったそうです)」

研修の場ではきちんとした態度で臨めているが、まだまだ心身ともに社会人になりきれていない(大人になりきれていない?)方も多いようです。プライベートでも、社会人になれれば更に良いですね。

新人のためのキャリアデザイン研修(1日間)

ビジネス基礎研修?ビジネスマインド編(1日間)

・・・いかがでしたでしょうか。

新人研修の担当者様、OJT担当者様に限らず、これから新人を職場に迎えることになる全社員・職員の皆様も、このような新人の特徴を認識し、一日もはやく即戦力となってくれるよう、そして組織の代表として恥ずかしくない社会人になってくれるように、育成していきましょう。

インソースも陰となり時には日向となって、全力でお手伝いさせていただきます!

新人フォロー研修、OJT研修やメンター研修をご検討中の方、今後の新人の育成計画についてお悩みをお持ちの方はぜひお気軽にご相談下さい!

関連記事:ゆとり世代の新人の5つの特徴と求められる育成方法
関連研修:新人フォロー研修OJT研修

■公開講座?多彩なラインナップ、実践的なスキル・ノウハウを習得!

■研修・コンサルティングのお問い合わせはこちら