2010年8月24日

非正規社員のモチベーションアップ

執筆者: インソース取締役 大島浩之

就業形態の多様化と非正規社員

就業形態の多様化に伴い、非正規社員が増加しています。正規社員に比べ、勤務時間が短い人は一般的にパート(アルバイト)と呼ばれていますが、業種によっては、パートの活用がうまくできるかどうかは事業そのものに影響が及びます。もともと、主婦ならば家事に、学生ならば学業の都合に合わせて働きたいという要望を満たした就業形態です。
 

高齢者のパートが増加

最近、パートに高齢者が加わってきました。高齢者でまだ元気だから年金がカットされない範囲で働きたいというニーズが高くなってきたからです。考えてみれば、ビジネス経験が豊富な高齢者は貴重な存在です。このような人材をうまく活かすことができるかどうかは、職場内の課題だけではなく社会的な意義を持ちます。この点を意識して高齢者のノウハウを活かしている会社も少なからずあります。
 

パートは職場環境のモノサシ

ところで、パートは職場環境のモノサシの役割を果たしているのではないでしょうか?それだけでなく、管理者のマネジメント能力が試されているというところかもしれません。逆説的な言い方かもしれませんが、パートは正規社員に比べますと、嫌な職場で我慢してまで働きたくないという気持ちが強いです。ということは、職場環境が良好でないところに対しては冷酷にNOの判定をくだすということです。私などはパートと人間関係を築くことができるかどうかは管理者の評価として大きな比重を占めます。
 

能力を活かし、成果を認めることが大事

さらにいえば、パートは職場の慣習・因習に染まっていない点、新鮮な観点で仕事を評価します。遠慮がちになりますが、例えば、ホンネではこんな非効率な仕事と思っているかもしれません。この点を引き出すだけでも、違います。改善方法まで聞き出しましたら、業務改善を実現することで、その方にお礼をすることが大事だと思います。パートだからといって、正規社員と変わりません。上司や周囲の人に認められたいという欲求は同じです。
 

必要なのは管理職のマネジメント力

ということで、パートのモチベーションアップも突き詰めると、このような素朴なところにあると思います。人間関係が良く意思疎通が円滑にできる職場は、正規社員だけでなくパートなど非正規社員にも必要とされています。そのために、必要だと思われるのが管理職のマネジメントです。

 

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