予算の策定といっても、難しく考えるに及びません。半年ないし1年の目標設
定のうち、売上や経費などに関するものにすぎません。もっとも、会社・組織
によって、予算のルールや手順の違いがあるので、まずは、自社ないし自組織
の予算策定手順を押さえることは不可欠です。
第1のポイント~前提となる事業計画や政策・施策が具体的か
そのうえで、まず、予算の前提となる事業計画や政策ないし施策の計画が具体
化されていることが重要です。新しい予算を認めてもらうには不可欠といって
よいでしょう。
また、ゼロベースで予算査定される会社では、既存予算の取扱いも安穏しては
いられません。計画と比較して実績がどうだったかを客観的に評価したうえ、
改善点があれば指摘し、来期も予算が必要な旨の説明が必要です。
要は、予算策定もPDCAの一環としてまわしていくのがコツです。具体的に
1週間、または1ヶ月ごとに予算の消化率をマネジメントすべきでしょう。
「予算策定の次は、1年後に総括」とか「今期の予算を無理やり消化」という
類は、よく聞きます。こんな点は当たり前すぎますが、意外に実行できていな
いのではないでしょうか?
第2のポイント~必要性と妥当性のチェック
次に、予算の数値の必要性と妥当性を明確にすることが求められます。具体的
には、目標設定の評価に使われる“SMART”でチェックするとよいでしょ
う。Specific-到達手順が明確か、Measurable-客観的に測定可能か、
Achievable-達成可能か、Relevant-施策に関連して適切か、Timing-期限が
決まっているか。こんなところです。
第3のポイント~予算策定は稟議の一種
3点目に、予算策定は、稟議書の一種です。半年ないし1年の売上計画や経費
予算申請などですが、稟議ですから、決裁を通すためにどうしたらよいかがポ
イントになるわけです。キーマンへの根回し・関係部署への調整なども必要に
なってくるでしょう。
第4のポイント~熱意が重要
第3のポイントと関連して、熱意が伝わるかも非常に重要です。熱意がなけれ
ば、そもそも、部署内の割当予算でさえ認めてもらえません。「とりあえず予
算を申請していこう」では、最終的には予算査定者への説得力が弱くなります。
予算査定する者も人の子です。私の経験からして、熱意にほだされて、認めて
くれることもあります。「やりたい」というのは仕事の原点かもしれません。
熱意が通じるためには、見積りは複数からとったうえで、価格交渉がされてい
ることは当たり前です。売上を上げるのは市場環境などの影響が多く見積もり
にくいのに比べ、コスト削減のほうはまだ容易です。
以上、研修の予算獲得も全く同じです。
インソースへの見積り依頼は大歓迎です。



