2010年10月 5日

縦横無尽?タテとヨコを駆使する(内定式・役員挨拶の内容)

執筆者: インソース取締役 大島浩之

内定者を迎えるにあたって、一言ご挨拶申し上げます。

インソースの一員として、先ほど社長より3つのキーワード?「精鋭」「ゼネラリスト」「理想を追求」?が重要なことは理解されたと思います。では、これらをどのように実現するかの"戦い方"についてお話します。

題して、「縦横無尽」です。"思う存分に振舞う"という意味ですが、どうしたら思う存分振舞えるかを考えると、文字どおり、タテとヨコを駆使するのがポイントです。なお、縦横無尽は、勝手気儘とかわがままという意味ではない点は注意を要します。"社会人としての縦横無尽"として理解してください。
 

その1:コミュニケーションにおける縦横無尽?ホウレンソウと連携

まず、皆さんは、インソースに入社するくらいですので、コミュニケーション能力についていえば、同世代の人とのヨコのコミュニケーションは十分できると思います。ただし、社会人になりますと、ヨコだけでなく、タテの関係のコミュニケーションが求められます。

フラットな組織もありますが、社長?役員?部長?課長?係長?主任?ヒラという階層(ヒエラルキー)があります。このあたりを意識したコミュニケーションができるかというのは重要です。仮に、将来、独立し起業する場合、タテの世界のルールがわからないと組織運営は覚束ないと思います。会社の経験がありませんと、このあたりの感覚は身につきません。

いずれにしろ、「精鋭」な「ゼネラリスト」にとって、ヨコとタテのコミュニケーションを縦横無尽にできることが求められます。具体的には、タテのコミュニケーションというのはホウレンソウができるかどうかです。まず、ホウレンソウが習慣になるよう努力すべきです。そのうえで、会社全体の視点でいえば、ヨコのコミュニケーションという点で部署間の情報連携も重要になります。
 

その2:仕事の進め方における縦横無尽?水平展開と垂直展開

次に、仕事の進め方も、煎じ詰めれば、タテの世界とヨコの世界の2つが中心です。

インソースの営業などは典型的ですが、1つの会社で、例えば、組織力向上研修が喜ばれたということであれば、同業の会社に水平展開、ヨコの展開ができるか考えてみるのが原則です。

一方、ある会社で新人研修を採用していただいとなれば、フォロー研修、階層別の研修を推進し、さらにコンサルなどのお手伝いをしていくのが垂直展開です。いわばタテの展開です。

この2つのヨコとタテの展開ができるかどうか、「精鋭」な「ゼネラリスト」には求められます。
 

その3:ものの見方における縦横無尽?マトリクス思考

第三に、ものの見方も、タテとヨコで見る見方、いわゆるマトリクス思考というものが現在は主流です。2つの指標で考えると頭の中が整理できるといわれています。

例えば、重要度と緊急度で優先順位をつけたりしますね。重要度も緊急度が高いものは、すぐに実行すべきです。重要度が高いが緊急度が低いものは、後回しになりがちですが、これこそ「理想を追求」するものが含まれている可能性があります。
 

以上、タテとヨコを駆使して、コミュニケーション、仕事の進め方、ものの見方などに応用していただければ、自ずから縦横無尽になると思います。
 

その4:交渉・戦術における縦横無尽?合従・連衡

ここからは、高度な技術ですので、頭の片隅でも置いていただければと思います。いずれ、直面します。

中国の諸子百家の一つに、縦横家というのがあります。ご存知でしょうか?マイナーな存在ですので、ご存知ない方が多いと思いますが、「合従」・「連衡」を説いた学派・雄弁家だといえば、わかると思います。戦国時代、強大になりつつあった秦に対する他国の対処方法として考えられたのが「合従」と「連衡」です。前者が蘇秦(そしん)、後者が張儀(ちょうぎ)が代表的です。

「合従」の"従"はタテの意味で、「連衡」の"衡"はヨコの意味です。

「合従」というのは、戦国七雄のうち、巨大な秦以外の六国が従(たて)に連盟を組み、共同で秦を押さえ込もうという交渉ないし戦略です。

これに対して、秦と衡(ヨコ)に結んで隣国を攻めるのが有利と説くのが「連衡」です。よく、言われるように、敵の敵は見方というのも「連衡」の一種です。
要は、交渉術とか戦略もタテとヨコを駆使すればよいことになります。ビジネスの世界も外交と同様です。
 

以上

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