2011年2月 3日

情報の分析・評価のポイント

執筆者: インソース取締役 大島浩之

情報の分析

情報分析は、アートでなくサイエンス

情報分析は昔ながらの直観(情報分析はアート)が重要だという人がいます。確かに、情報分析・評価を専業としている人ならそうかもしれませんが、一般的なビジネスパーソンでは違います。組織的なアウトプットという観点から考えれば、誰がやっても同じようになり組織力が発揮されるサイエンスであるべきです。やり方を学んでマネねて慣れれば、ある程度の情報の分析ができるというのがポイントです。

 

第一歩は、情報を整理できるようになること

情報を分析する最初は、情報の整理が一般的です。インフォメーションを的確に整理し情報に意味を持たせインテリジェンスにするためには、情報を捨てるモノサシが必要です。他方で、必要な情報をすぐ取り出せるような整頓も不可欠です。情報といってもまず整理整頓ができるようになることがポイントです。

 

情報の評価?価値観に左右されることを知っておく

分析した情報を評価することになりますが、評価は価値観に左右される点を押さえておく必要があります。

例えば、コップに半分の水が入っているとしましょう。物理的には180ccのコップに90ccの水ということでしょうけれども、「半分しか」あるいは「半分も」と見るのが評価というものです。これが、ビールでしたら、お酒好きな方は、「半分しか」と評価する人が大半だと思います。

ここから、情報の評価には落とし穴がある点を知っておくべきでしょう。

 

情報の報告のポイント

情報の分析・評価が終わると報告になります。

 

情報を自分の言葉に言い換えて評価し、上司に報告できるか

情報の報告のポイントを一言でいえば、情報を自分の言葉に言い換えて評価して上司に報告できるかどうかに尽きます。上司の関心さらに経営の関心に対して応えているかどうかということになります。この点が「情報分析と報告書作成研修」の最大の目標です。

 

比較の重要性

研修では"イロハのイから"やりますが、ここでは1点。比較の重要性を指摘しておきます。よくできた評価や対策は3とおりほどあげて比較検討しています。皆さんもどこかでご覧になったことがあるかもしれません。中には、あえて比較のために例示されたものがありますが、評価指標を具体的に使用して検証できる点、上司にとっては大変ありがたいです。部下と同じ目線で比較検討し、自分としての違った評価軸を示して議論が成り立つからです。

 

情報の活用のポイント

形式面と内容面からのポイントを以下に述べます。

 

1.形式的には組織として共有できる形に

形式面から情報の活用は組織として共有できる形であるべきです。データベース化して、組織的にいつでも取り出せるようにすることです。そのためには、検索がしやすいようにキーワードを設けタグ化することです。確かに、今は全文検索が容易になりましたが、キーワードは情報の整理整頓だけでなく、仮説思考にも貢献します。継続的な観点を強調すると定点観測ができるかどうかという点も重要です。

 

2.内容的には問題提起できる形に

一方、内容面からの情報の活用は事実だけでなく評価も含んだものにすることです。どのような観点からこの情報に関心を示したか、他の情報と組み合わせるとどのような評価になるのか、などです。なお、都合の悪い情報は書きたくないものです。自分にとって都合が良い情報だけで結論を導くほうがある面で簡単です。しかし、反対の情報、評価も記述すべきです。

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