2011年2月21日

「やる気」の出させ方(2)◆50歳代が考える

執筆者: インソース取締役 大島浩之

前の記事 「やる気」の出させ方(1)◆20歳代が考える

 

“バカな上司”を演じる?自分たちで工夫するようになる

真面目な上司は、部下のやる気を出させようと真剣に考えるものですが、私の経験上、意外に効果があったのは、“バカな上司”を演じたときでした。バカな上司を演じますと、部下は「上司に任せておけない」ということで、自分たちでいろいろ工夫します。業績も見る見るうちに上がりました。たまたま、そのような部下に恵まれたかもしれないですが、自らの意識はどうであれ、態度や行動といった見た目が影響したのは決定的でした。

 

“北風と太陽”?部下と一緒の目線で考える

イソップの寓話に、“北風と太陽”と同じで、部下の胸襟を開くためには、部下に叱咤激励しても、なかなか思うようにいきません。やはり、部下と同じ土俵で一緒に考えないと、いくら良いことを言っても、所詮、上から目線です。スキルアップのために研修を受けてみたらどうかとか示唆してみたり、業績評価を上げてみたりしたとしても、思いはなかなか通じないようです。

 

昔なら、飲みニケーションなどのインフォーマルな方法で部下とじっくり話し合い、思いを通じ合う機会を簡単に見つけることができました。最近はお酒の上というような共通の土俵がなかなか見つけにくくなっています。確かに、この点は問題ですが、部下と一緒に考える土俵作りは、まずは、部下が困っていることを一緒になって考えるという当たり前のことを継続的に行うのがよいことになります。

 

笑うから可笑しい?行動を変えることで意識を変える

とはいっても、受け身の人ややらされ感のある人の意識を変えるのは非常に大変です。この点、意識を変えるということにこだわるよりも、見た目の行動を変えていただく工夫に目を向けたほうがよいと思います。例えば、とりあえず顔だけ笑ってもらうなど。可笑しいから笑うのが一般的ですが、作り笑いでも可笑しくなることがあります。ベルグソンなどが言っているように行動が意識を変える面もあながち否定できないからです。

 

例えば、一過性ですが「ビジネス文書研修」で相手の立場に立って、自分はどう思われているか、という質問メニューの入っているものも、意識を変える刺激策になるかもしれません。あるいは、インソース社内でもやっていますが、とっかかりとして、組織横断的な業務支援的に関する?清掃委員、早帰り委員、エコ委員などを任命して行動計画を作成し、無理やり意識を変えるような状況に置くことも考えられます。

 

職場を業務改善する

さらに、職場の業務改善運動も、行動による意識変革として位置づけることができます。仮に当初は受け身の姿勢で始めたとしても、自主的活動の良さ・面白さが分ってくることが少なくありません。自分ないし自分たちの頭で考えることの素晴らしさが体感できたらしめたものです。このような自主活動の環境つくりを支援するのが上司の役割だと思いますが、いかがでしょうか?

 

最近、メンタルヘルス研修の要望が高いですが、明るい職場とか元気がある職場作りが、最高のメンタルヘルス対策かもしれません。この意味でも、業務改善運動はメンタルヘルス対策の一環になります。

 

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